おしらせ

2022-12-12 15:51:00

 

(atelier106筆) 

 

2022.12.27夕方のこと

 

設営を終えて

はじめて作品をみた

わたしにはどうしてもわからないことがあり

質問攻めにしていた

(悪いなぁとは思いつつ)

 

 

それに割と長い時間がかかって

さいごにもらった言葉で

やっと腑に落ちた気がした

 

 

自由に真剣に遊んでみたらこうなった

 

 

 

これは、一通り終わって

帰宅した後にやりとりしたメッセージの中の話だが

 

彼女は過去の作品のような

ああいう、ヒリヒリとした感情を作品に表すのを

「久芳さんの必殺技だ」と言われたことがあり

自分でも 確かにそうかも。と思ったそう

 

 

でもそうしたら

そのヒリヒリした感情がなくなったら

私は作品を作れなくなるのかなぁ

とも感じていたらしい

 

(作品を作ることを「何の意味もないことかもしれないけど、わたしには絶対に大切なことで一生向き合って続けてゆくことだ」というように話すことがあったので、たぶん、表現することを評価されるものとか大それた感じではなく、だた淡々と生きてる限り共にする、息をするのと同じような感覚なんだろうと思う)

 

 

彼女は今

好きなところで働いて

好きなところに住んで

しあわせに暮らしているそうだ

ヒリヒリしていない

 

 

その中で

今の自分がどんな作品を作れるかということを

真剣にやったら

 

ちょっと一体なんだこりゃ

というものができたそう

 

 

「真剣に遊んでみたらこうなった」

 

 

 

そして不思議ととても気に入っているらしい

  

#新章

 

106

 

 

masumi kuba

「休憩所胴の長い犬」

 詳細 https://atelier106.info/free/masumikuba

 

 

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久芳真純(くば・ますみ)

1990年千葉県生まれ。女子美術大学短期大学部専攻科造形専攻工芸デザインコース卒業。ものや言葉を用いた作品を制作。「芸術選集」主催。展覧会「左右の再配置」森のホール21/松戸市文化会館(2020)、「優しくあることを許して」千葉 あかぎハイツ(2019)  他。